06/3/6 (月) 2006年 03月 06日 06/3/6 (月) ふと思う、、、。 本日晴天。後、くもり、、、。今日は会報の撮影で鎌倉に行って来た。睡眠不足が祟って、目覚めればそこは既に目的地だった。 まあ、内容は会報を見てのお楽しみという事にしておいて、久しぶりに来た鎌倉は、なんとも和やかな佇まいの町だった。しかし、至る所にソフトクリーム屋が並んでいる、、、。観光客や、修学旅行生をターゲットにしての事だと思うが、その種類の多さに度肝を抜かれた。紅芋、桜、カプチーノ。ざっと十種類はあったように思う。地域住民たちのアイディアには脱帽だ。そして違和感を覚えた風景もあった。尼さんの大群が、ガイドさんに寺院の説明を受けていた。なんだろなあ、、、。なんか凄く違和感を覚えた、、、。単なる袈裟を着た観光客かとも思ったが、それにしては揃いも揃って剃髪だしなあ?変なの、、、。そこでふと疑問を持った自分に、疑問を抱いた。 「なんで違和感をおぼえたのだろう?」別に尼さんも観光で来たんだろうし、おかしな事など無い筈なのに、、、。 多分僕は、未だにお坊さんに凄まじいイメージを抱いていたんだと思う。誰よりも神と云う物に近い存在にして、清廉潔白で勤勉なイメージを、、、。今時そんな事が無いのは分かっていた筈なのに。よく、新聞やテレビで報道されている、劣悪な僧侶が居る事もよく知っている。勿論、中には真剣に仏道に身を捧げている人も居るだろう。本当にイメージと云う物はそう簡単に拭えない物なのだろう、、、。 斯く言う僕達ミュージシャンも、他の人から、色んな見られ方をされているのだろう。まあ、どんな見られ方をされようと構わないが、結構、見かけによらず優しい人が多い。僕が上京した頃は、周りのバンドマンが、皆極悪人に見えた物だ。笑 しかし、そうでもないから面白い。本当、人は見かけによらないなあ、、、。と、今更乍ら思った訳だ。 # by kamijomirai | 2006-03-06 00:00 | 一志~Isshi 06/1/24 (火) 2006年 01月 24日 06/1/24 (火) ふと思う、、、。 ふいに、完全なる一日を過ごしてみたくなった。誰に評価される訳でもない完全にして、完璧な一日、、、。いつものように読みかけの本を片手に、程良く熱い湯に浸かり乍ら、今日という一日を細やかに練り上げてゆく。風呂から出たら、唄の練習をして、作曲をして、最近ほったらかしの小説の続きを書いて、、、。そんな事を夢想する、、、。ああ、、、。その前に、昨日借りたDVDを返しに行こう。 本が良い感じにふやけたので髪を洗い、体を洗って、適当に服を着て出かけた。レンタルビデオ屋に着いて無造作にDVDを返却し、店員に背を向けかけたその時、 「一日延滞ですので、三百円になります。」 と、店員は俯き加減で告げた。思わず溜め息が漏れたが、同時に、パンツの後ろポケット、何時も財布を入れてあるポケットをまさぐった。 無い、、、?! その瞬間に、完全なる一日計画は、脆くも崩れ去った訳だ、、、。 何でもそうだが、人間は先の事を見つめるとき、ついつい目の前の事をおろそかにしがちだ。そして、眼前の道が閉ざされれば、当たり前の事だが、その先には辿り着けないのだ。そんな風に深く落ち込んでしまった、、、。 これからは寝る前に明日の準備をしよう。そんなふうに思った訳だ、、、。# by kamijomirai | 2006-01-24 00:00 | 一志~Isshi~ 06/1/21 (土) 2006年 01月 21日 06/1/21 (土) 久しぶりに更新しようと思う、、、。 外はひっきりなしに雪が降っている、、、。雪を見ると、小さい頃を思い出す。 長野の冬は冗談ではなく死ぬほど寒い。今思えば、よくあんな寒い中で雪合戦したり、かまくらを作っていたなー。と、自分の記憶に拍手だ。と、そんな事を思いながらこの独り言を書いている。 なんとなく永い眠りから覚めたような、あの雪のように「ふわふわ」とした心持ちだ、、、。 なにはともあれ、今は受験シーズンだ。既に僕の元にも合格したファンの子からの報告が届いた。 「合格した皆、心からおめでとう!!しかし気を抜いてはいけない。これはゴールではなく、スタートなのだという心構えで、これからも毎日頑張ってくれ!!そしてこれからという皆、今は結果のことなんて気にせずに、自分の力、命、全部を使って戦い抜いてほしい。合格しても、不合格でも、本気で哭けるぐらい頑張ろう!!その嬉しさや、悔しさが、どれだけ努力したかのバロメータだからだ!!」 皆で淡い色の桜を見上げたい、、、。四月四日の為に、俺も今から最高のステージになるように、自分自身を、命を削って頑張ろうと思う。だから皆で、今年最初の桜の華を咲かせよう。皆の為に唄うから、皆もそれまでの毎日をしっかり生きてほしい。 そんなふうに思う、、、皆はどんな曲を、どんなステージを望んでいるんだろうか?窓から見える、白銀の景色を眺めながら、微笑ましく微睡んでいる、、、。 # by kamijomirai | 2006-01-21 00:00 | 一志~Isshi~ ふと思う、、、 2005年 09月 23日 ふと思う、、、。 本日快晴。夏の暑さも大分落ち着いてきた今日この頃、、、。 DVDの制作作業をする為にスタジオに向かった。 ツアーが終わって、鬼誕祭が終わって、まったりとした時間が流れていた。その時間の中で、読めずに溜めていた本を読破し、作ろうと思っていたプラモデルやミニ四駆を組み立て、携帯のレコーダーに入れてあったメロディーを曲にしつつ、気分転換に髪の色と形を変えてみた。 秋が近づくと哀愁の念と供に、小学生の頃の想い出が蘇る。思えばあの頃から 唄は歌っていたんだよなあ、、、。秋は芸術の季節なので、どこの学校でも合唱コンクールを開催していた。高学年になってくると男子は大体の子が声変わりをしてしまうので、バスパート、もしくはテナーパートを歌う。そんな中僕は六年間ソプラノパートを歌った。その頃は別に唄に対して特別な想いは何も無く、学校行事だから仕方ないなあ、、、と、嫌々歌っていた。 しかし不思議な事に、その頃の唄を今でも憶えている。何故か変な歌ばかりで、たまにメンバーの前で唄っても、 「それ一志が勝手に作った歌だろ?」 と、信じてくれない。でも、確かに唄ったのだ。鰤の歌や、だいだらぼっちの歌。 確かに信じがたい歌詞で、自分でも唄っていて笑ってしまう。今度地元に帰った時に、小学校を訪ねてみようと思う。懐かしさもあるが、確認の意味も含めて、その曲が確かに存在することを確かめる為に、、、。 そんなふうに思った訳だ、、、。# by kamijomirai | 2005-09-23 00:00 | 一志~Isshi~ 05/7/20 (水) 2005年 07月 20日 05/7/20 (水) ふと思う、、、。 本日蕩けそうな暑さ、、、。そしてエアコンを消してのリハ。そして遂に「燦」発売だ。 思えば過酷なレコーディングだった。単調な日々と言えばその通りなのだが、何が辛かったかって明日の自分に対するプレッシャーに勝ち続ける事が辛かった。声が出なかったら丸一日無駄にしてしまうからだ。そして皆も同じ様に辛かったであろう事を思うと、再び自分達の音源である「燦」を聴かずにはいられない。今迄の作品もさる事ながら、今回の「燦」は自分的にかなりのヒットだ。一枚通してスキップせずに聴ける。これをツアーで再現するとなると技術面もそうなのだが、諸々の準備が必要だ。そして久しぶりに扇子を使ったり、振り付けなどを考えてみようと思った。 早くライブがしたい。 ともかく一人でも多くの人に「燦」を聴いてもらいたいと思う今日この頃である。 # by kamijomirai | 2005-07-20 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/28 (土) 2005年 05月 28日 ふと思う、、、。 本日早朝晴天。またもや朝の空気を感じてしまう、、、。 唄録りは終わったものの、まだまだ作業は続く。特に真とエンジニアさんが疲労困憊の様子。早く休ませてあげたいが、そうも言ってられない状況である事も確かである。 最近、多数の先人達にお会いする機会が多く、とても喜ばしい限りなのだが、肝臓は悲鳴をあげている。僕は自他共に認識するバンドのボーカルなのだが、何故かボーカルの友達は皆無である。知り合う機会が無いのが一番の要因なのだが、僕が思うにボーカルという職種は、とても自分という物を持っているもので、同じ職種同士はとかく交わりにくいものらしい。かくいう自分も友人達からは人一倍自己顕示欲の強い種類の生き物らしく、そういう訳で僕の回りには楽器を持つ友人しかいない。 そこで、うちのお父さん的存在のディレクターが、素晴らしい人を紹介してくれた。本当に大大大先輩のボーカリストで、会う迄は少し緊張したのだが、話してみると凄く優しい人で、僕の悩みを一つ一つ丁寧に聞いてくれた。 本当に凄い人って云うのはこういう人なんだなあ、、、。と心底感じた訳だ。今もそうなのだが、これからもっと後輩が増えて行くに違いない。だから、人の意見を最初から受け入れない体制ではなく、受け入れた上で咀嚼して自分のエッセンスを加えて返す事が出来る人にならなければならない。これはミュージシャンだけでなく、人間社会そのものであると思われる。どんな人間にも良い所もあれば、悪い所もあって当たり前で、重要なのはそこをいかに伸ばし、正していくかだ。 偉そうに言っている自分が一番不安なのだが、まずはメンバーに優しく接する所から始めようと思う訳だ。(笑) 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-28 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/28 (土) 2005年 05月 28日 本日の川柳 久々に 食べたカレーに 胃をやられ、、、 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-28 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/24 (火) 2005年 05月 24日 ふと思う、、、。 本日既に新しいプロジェクトのリハに入った。音楽とは本当に素晴らしいものである。今更ではあるが、本当にそう思う。 また明日。またまた明日と思う訳だ。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-24 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/24 (火) 2005年 05月 24日 今日の俳句、、、。 一仕事 終われど尚も 先を見て、、、。 だな! 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-24 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/21 (土) 2005年 05月 21日 ふと思う、、、。 本日晴天。しかし、室内はかなり寒かった、、、。 たった今全ての唄録りが終わった。思えば今までで一番長く感じたレコーディングだった。睡魔と戦い、時折見せる自分の甘さと戦い乍ら唄ってきた。自分はまだまだだが、自信を持って精一杯唄ったと言える。そして、実は今回のレコーディング中に、もう一つ自分に課したものがあった。それがこの「独り言」だ。レコーディングが始まってから、終わるまで、何があろうと毎日更新すると決めていた。(仕事の都合上、一日に二回更新になってしまったりもしたが、、、。)前にも言ったが、特に最近の僕達は、日々思っている事や、やっている作業の事等を皆に伝える場が無い。だから、今僕の持ち得る唯一の手段。この「独り言」を通じて、皆に自分の考え方を伝え、ちゃんと元気に唄っている事を知って欲しかった。(何時も心配ばかりかけてしまうので、、、。)今思えば、この「独り言」が無ければ、今回のレコーディングも途中で辛くなって諦めてしまった部分があったかもしれない。正直、最初は体調が思わしくなく、無理して唄っていたせいか、喉から血が出たりもした。でも、毎日皆からの励ましや応援のメッセージを読んで、今日も頑張ろうと気合いを入れる自分がボーカルブースの中に居た。 「ここで妥協してしまっては待っていてくれる皆が悲しむ、、、。」 そんな事を考えると、 「もう一回お願いします!」 と、根性を入れ直し精一杯唄う事が出来た。本当に皆には感謝しています。まだ、MIXや、マスタリングの作業が残ってはいるが、最高に晴れ晴れしい気持ちだ。今までで一番の充実感かもしれない。今回のこのアルバムは、言い方を変えれば、皆と僕との共作になった訳だ。発売までまだ二ヶ月程あるが、胸を高鳴らせて待っていて欲しい。そしてこの共作を、ライブという場で、本当の意味での完成を迎えたい。 最後になってしまったが、皆本当にありがとう。皆のおかげで無事唄いきる事が出来ました。本当にありがとう! 追伸 今回の「独り言」に端を発し、もっと皆との交流の場を広げたいと思っています。僕に、 「こんな事をやって欲しい!」 というアイディアを募集しようと思います。このネットの上でも、良い共同作業をしたいと思うので是非、良い思いつきがあったら、教えて下さい。 では、何度言っても物足りないが、 「本当にありがとう!」と思う今日この頃である。 〔文.Kagrra,〕 05/5/20 (金) 2005年 05月 20日 ふと思う、、、。 本日予想に反して晴天。嬉しい誤算だった。もしかしてとは思うのだが、、、。花粉ってまだ終わってないのか? 最近やたらとくしゃみが出る。風邪か?と危惧するのだが、それ以外はいたって好調で、信じたくはないが、そうとしか思えない、、、。まあ、レコーディングが終わってから来る分にはまだいいのだが、、、。 今日も散歩に出掛けた。いつものペットショップに寄る。今日は大きな亀が居た。その隣にはビーグルも居た。 レコーディングもいよいよ明日で終りを迎える。長いようで短い期間だった。明日は思い残す事の無い様に力一杯唄おうと思う訳だ。 〔文.Kagrra,〕 # by kamijomirai | 2005-05-20 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/19 (木) 2005年 05月 19日 ふと思う、、、。 今日の唄録り終了。なんとも一日中暑い日だった。ここで油断するとまた風邪などひいてしまう、、、。うがいと手洗いが重要だ。 しかしうちは本当に「ほんわか」したバンドだと思う、、、。今も僕の横でなおらんとあっきーがゲームに熱中している。 この雰囲気がスタジオを和ませているのだろう。常に笑いの絶えない現場で、皆仲良く仕事出来て幸せだなあ、、、。と思う。僕達が頑張って頑張って、もっと沢山の人に知られるようになっても、こういう雰囲気は大事にしていきたい。 そんな風に思った訳だ。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-19 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/19 (木) 2005年 05月 19日 ふと思う、、、。 本日超晴天。寝苦しくて起きた。夏が近付いているのかと錯覚してしまうが、その間にまたジメッとした梅雨が来る。気分は落ち込んでしまうが、まさに今から唄録りなので、頑張ろうと思う訳だ。 行ってきます! 〔文.Kagrra,〕 # by kamijomirai | 2005-05-19 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/17 (火) 2005年 05月 17日 ふと思う、、、。 本日晴天。だと思ったら、途中から雲行きが怪しくなってきた。冷房が効いた部屋に居たら、全身が冷えてしまったので外に出て光合成しようとしたら、外の方が陽も無く寒かった。 しっかし、どうしてこの時期寒い日と暑い日が不定期に訪れるのだろう?毎年の事なのだが、本当に一日一日を気合い十分で過ごさなければ、簡単に風邪等ひいてしまう。 本来僕は一か百の人なので、どっちかでないと辛い、、、。明日は晴れて欲しいと切に願う。 ほんとお願いします!と願う訳だ。 〔文.Kagrra,〕 # by kamijomirai | 2005-05-17 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/17 (火) 2005年 05月 17日 ふと思う、、、。 本日晴天。遂にレコーディング最後のクールがやってきた。アルバムの制作というのは、かなり時間のかかるもので、プリプロの段階から考えると、かれこれ四ヶ月を要している。しかしこれもミュージシャンの宿命と、気を張って頑張ろうと思う。 後約二ヶ月で皆に届ける事が出来ます。 期待して待っていて下さい。と、思う訳だ。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-17 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/16 (月) 2005年 05月 16日 ふと思う、、、。 本日、常日頃お世話になっている方の結婚式があった。 二人とも本当に幸福そうで、そっちまで幸福な気持ちになれた。 僕も、皆の事を幸福に出来る人になりたい。 そして、幸福な事を、幸福だと思える人間(鬼)でいたい。 本当におめでとうございます。 そして、僕を待ってくれている全ての人に最上級の幸あれ。 そう心から思った訳だ。 〔文.Kagrra,〕 # by kamijomirai | 2005-05-16 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/15 (日) 2005年 05月 15日 ふと思う、、、。 本日晴天。しかし念のため上着を羽織って出掛けた。朝から真の家に行きプリプロだった。その合間にボイトレ。元気な先生と話すと、多少疲れていても力を貰える。レッスン中の先生は恐い時もあるが、基本優しい。レッスンが終わり、蜻蛉帰りでまた真の家に向かう。唄録り続行、、、。なんと多忙な日々であろうか。しかし、好きな事をしているので、小学生の体育の授業のような物だ。それを考えると、かの「ナポレオン」は凄いとしか言えない。一日の睡眠時間が三時間とはなんとも羨ましい。まあ、この話には諸説あって真実の程は判らないのだが、そういう事にしておこう、、、。 今話に出した「ナポレオン」もそうなのだが、偉人と呼ばれる人には大概にして伝説が残されている。人間として逸脱した能力の事が多いのだが、真実の程は知れない。そして、歴史に名を残すという意味では、余り褒められたものではない人達もいる。 所謂、この世の人間を正義と悪で二分するとしたら、後者の方の人達である。(人とは呼べない者もその中に含まれるのだが、、、、。) 前にも言ったと思うが、歴史という物は信憑性の薄い物で、今から調べようとしても、本当の事が総て判るとは思えない。そこで、歴史上の人物を「善悪」という見方をすると、これも大分疑わしくなってくる。 例えば、桃太郎という昔話がある。桃から生まれた桃太郎が、大きく成長して、鬼ヶ島という所に棲んでいる鬼が、悪さをするというので、退治に行き、見事鬼を倒して財宝を持ち帰ったという物語。誰がどう見ても鬼と言う悪者を退治した桃太郎は偉い人物で、鬼はその名の通り悪者なのだが、ここで疑問が生じる。 桃太郎は、鬼が悪者だと決めつけ倒してしまうのだが、自分の目でその悪事を目の当たりにしたのならともかくとして、鬼の言い分も聞かずに一方的にいきなり攻撃してしまうのはこれいかに?大体、鬼ヶ島という離れた孤島に棲む者に、どうして財宝が必要なのだろうか?人間が財宝を得て、大金持ちになったという話は聞いた事があるが、鬼が財宝を金に換えたなんて話はまずないだろう、、、。何故か?必要ないからである。そんな孤島に棲む者には、食べる物意外必要ないだろうし、ましてや、 「良い物を着たい。良い城に棲みたい。」 なんて考えていたとは思えない。要するに、人間の方が強欲な訳だ。中には、鬼が人を喰らうという話も珍しくないが、それも生きるという事に必要不可欠な事であったとして、人間が牛や馬を食べる事となんら変わりは無い。そう考えると、何も知らない鬼に対して、伝聞でしかない正義を盾に、反論する余地も与えずいきなり奇襲攻撃をしかけた桃太郎の方が、略奪者ではないのかと思ってしまう。 では何故そうなるのか?歴史と云う物は往々にして勝った者が正義になってしまうからである。だから僕がいつも言っている、 「歴史は信憑性が薄い」と言っているのは、そういう事も含まれるのである。勝った者が、後の世の人間に残す文献を改竄してしまえば、真実は闇の中、、、。調べようがないのだから、それが真実になってしまう。 よくよく考えると恐ろしい事だと思う。昔話だけではなく、現在でもそういう事が行われているのではないか?では、どこに真実を見出せばいいのか?やはり自分だ。自分の正義に訴えるしかないのである。それこそ唯一の正義。多数派だから正義。少数派は悪。なんと誤った考え方であろうか。そんな事をつらつらと考えていた訳だ。 とにかく僕は鬼の末裔として、断固鬼族を応援する!(笑)と思った訳だ。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-15 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/14 (土) 2005年 05月 14日 ふと思う、、、 本日曇り、かなり外は寒かった。昨日熱くなり過ぎて少し頭痛、、、。しかしまたレコーディングが再開されるのでそうも言ってられない、、、。 昨日「明日報告する」と言ったので、かいつまんで説明すると、「NAO」と云うのは、僕の良き理解者で、音楽だけでなく書籍の話や、歴史の話、とにかく様々な話題で盛り上がれるクレバーな男である。そんな男が自分の後ろでリズムを刻んでいると思うと、なんと頼もしい事だろう。その一志BANDについては、今度の会報でメンバーを公開するので、期待して待っていて欲しい。そして思いもよらない事が書いてあるので、更に期待していて欲しい。 と、Kagrraの活動は元より、他プロジェクトや、執筆も時間さえあれば進めようと思うのだが、この「執筆」の方が、最近忙しすぎて全く出来ないでいる、、、。書きたい事は山程あるのだが、如何せん進まない、、、。ザッピーの連載「童謡浪漫譚」や、前々から言っている、「GOZEN」の小説。しかし、今年こそ「GOZEN」を完成させたい。 前に、ファンの方から送られて来た。GOZENの漫画があって、かなり完成度が高く、それを読んで、また奮起しようと思ったのだが、自分の本職はKagrraというBANDのボーカルなので、その辺のバランスがとても難しい。今はレコーディングで精一杯だ。今月は殆ど毎日レコーディングに関わる事をやっている。本当に自分が二人、いや、三人いてくれたらどんなに楽だろうかと思うのだが、現実一人しかいないので、時間もかなり制限される。まあ、とにかく今はレコーディングだ。曲も録れて行くにしたがって、自分でも、今回かなり良い作品が出来ると自負している。早く皆に聴かせてあげたい。そしてライブもしたい。 まあ今回僕が言いたかったのは、「僕は一人で、皆に唯一無二な存在」だと思ってもらえるように頑張ります! という意思表示だった訳だ。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-14 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/13 (金) 2005年 05月 13日 ふと思う、、、。 今一志バンドのDrumNAOと呑んでます、、、。明改めて報告します! と思うよ、、、。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-13 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/12 (木) 2005年 05月 12日 ふと思う、、、。 本日曇り。久しぶりのスタジオでのリハーサルだった。レコーディング中は、広いとは言えないブースの中、一人マイクを相手に戦うのだが、今日は全員での音出しだった。やはり生の楽器を聴きながら唄うのが一番気持ち良い。丁度良い感じの部屋鳴りが気分を高揚させる。誰にも気兼ねのいらない空間で唄っていると、早くライブがしたくなるものだ。まあ、先にアルバムを完成させないといけないのだが、僕達ミュージシャンにとって、ライブも同じ位大切なもので、しかも「Kagrra」はライブが多いとは言えないので、尚更貴重だったりする。だから、今から八月のホールツアーに懸ける思いも一入で待ち遠しい。 早く八月にならないかなあ、、、。なんて思った訳だ。 〔文.Kagrra,〕 05/5/11 (水) 2005年 05月 11日 ふと思う、、、。 本日晴天。最近、天気の良い中を歩くのが苦にならなくなってきた。健康的なのだが、どうにも自分には似つかわしくない気がする、、、。まあ、これが人間本来の生き方なのだろう。と言う訳で、今日はボイトレに行った。 何時もそうなのだが、先生に近況報告をしてからブースに入ってレッスンをする。今日はファルセット強化の為、ビバルディの四季を唄った。全部ファルセットなので、かなり腹筋は疲れたのだが、先生の真似をしながらやってみると、不思議に唄えたりする。新しい自分を発見する訳だ。 昔の映画で、「カストラート」と云う作品がある。この作品は、男性なのだがとても奇麗な高い声の出る歌手が主人公で、その人の半生を描いた物だ。今で言う米良さんのような人なのだが、まだボーカリストとして駆け出しだった僕は凄く憧れた。 男性なのにこんな声が出せるのかと、不思議に思い、その「不思議」加減に惹かれた訳だが今も、 「こんな風に朗々と声を出せたら気持ちいいだろうなあ、、、。」 とは思うが、今やロックバンドのボーカルなのでそれだけでは駄目だ。曲によって色んな声や、バリエーションを必要とされる。だからこそ今頑張っている訳だが、満足の行く自分になるまでに、あとどれくらいの時間を要するのか?そんな事を考えると恐ろしくなる、、、。まあ、声が完全に枯れるまでに、自分の表現出来る事を顕わし続けよう。 そんな風に思う訳だ。 〔文.Kagrra,〕 # by kamijomirai | 2005-05-11 00:57 | 一志~Isshi~ 05/5/9 (月) 2005年 05月 09日 ふと思う、、、。 本日晴天。結局朝までかかり、今起きたのだが、夕方に起きると凄く気分が悪いのは何故だろう?僕は時間貧乏性なので、損をした気分になるのか?寝ている時間が本当に勿体無い。 以前睡眠についての独り言を書いたのだが、今の時代「人生八十年」は当たり前になっている。常日頃思っている事なのだが,八十年もいらないから今この瞬間を濃密に生きて行きたい。昔、僕の先輩がよく言っていた、 「俺はいつ死んでも良いように、その瞬間を必死に生きているんだ。」 今の僕も同じように考える。何をするにも必死に、真剣に、全力で。 そうする事によって、限界を越えた物って奴が見えてくる気がする。 でも、やっぱり睡魔には勝てないんだよなあ、、、。そんな弱い自分に喝を入れるべく、今からまた一仕事だ! と頑張ろうと思うわけだ。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-09 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/8 (日) 2005年 05月 08日 ふと思う、、、。本日晴天。今日でレコーディングもまた一区切りだ。今月はずっとプリプロとレコーディングの繰り返しで、ちょっと疲れも溜まってきた、、、。 しかし、この音源を心待ちにしてくれている人がいる以上、少しの妥協も許されない!というプレッシャーもあったりするが、それをも越える力を発揮しなければならない。 今日、うちのディレクターのAさんから、あるベテランアーティストのDVDを貰った。そのバンドの名前は知っていたものの、音源をちゃんと聴いた事はなく、ほとんど初めてその音を聴いた。生で見ているわけではないのに、凄いオーラが伝わってきて感動してしまった。素直に凄いなあ、と思えた。やはり、長い事この世界で名を馳せている一達は何かが違う。まさに職人というべきだろうか。でも、それだけではなく、会場を包み込むような包容力も兼ね備えていて、お客さんも本当に一つになっていた。これが本当のプロフェッショナルだと感じた。 いつか自分達もこんなふうに皆を包み込めたらなあ、、、。と素直に思った訳だ。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-08 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/7 (土) 2005年 05月 07日 ふと思う、、、。 本日雨天。何故か唄録りの日に限って雨の率が高いように思う、、、。久しぶりの雨だったので、尚更凹んだ。 しかし、雨って奴は喜ばしいものなのだが、どうにも好きになれない。どこか屋内から見る雨は好きな場合もあるのだが、こと外出する日に降られると、それだけで機嫌が悪くなる。あの、生臭い臭いが苦手なのだ。そういえば、雨には様々な種類の雨があるのだが、「狐の嫁入り」という俗称の雨がある。天気雨の事なのだが、小さい頃お婆ちゃんに教えられた。 「天気雨が降ると、何処かで狐の結婚式をやってるんだよ。」 幼い僕は、 「そうなんだあ、、、。」 としか思わなかったのだが、今思えばこういう事なのだろう、、、。 昔の人にとっては、空が曇って、雲が湧いて、雷が鳴って雨が降る。こういう法則があったのだろう。だから、空が晴れているのに雨が降るという事を、「怪異」として捉えたのではなかろうか? 天気雨に限らず、自然が生せる不思議な現象には、それぞれ面白い名前が着いている。それが所謂「妖怪」な訳だ。 では何故昔の人々は、そのような現象に名称を与えたのか?それはきっと、恐怖から逃れる一つの手段だったのではないだろうか?姿形の無い物程恐ろしい物は無い。だから、その様々な現象に、名前や、空想の姿を与える事で、なんらかの対抗策を編み出そうとしたのだろう、、、。故に、深夜でも灯りが煌煌と灯る現代には、「妖怪」達の居場所が無くなってしまい、自然淘汰されてしまったのだろう。 「妖怪」の中には、親しみやすいキャラクターも沢山いる。傘小僧なんかが良い例だろう。このように昔の人々は、「妖怪」という自然現象と、距離を置きつつも、ただ 怖がるのではなく、親しみを込めて付き合ってきたのだろう。この辺の事は、京極夏彦先生の、「豆腐小僧双六道中ふりだし」という本を読んで貰えれば、更に理解して貰えると思うので、是非読んでみて欲しい。今僕達が生活している現代は、何の不便も無いけれど、少し寂しい気もする。 そんなふうに思う訳だ、、、。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-07 16:33 | 一志~Isshi~ 05/5/7 (土) 2005年 05月 07日 ふと思う、、、。 本日晴天。昨日の今日なので、天気の事を凄く心配していたが、本当に晴れて良かった。 レコーディングの合間をぬって、後輩「bis」のライブを見て来た。僕はあまり人のライブを見ないのだが、後輩バンドの初ワンマンとあっては、じっとしていられる訳がない。スタート前に楽屋に行ったのだが、皆やる気まんまんで、こっちまで笑顔になってしまった。 ライブ自体も素晴らしかったのだが、なによりも漲るパワーを凄く感じた。ライブ空間という物は、本当に生き物だと思う。アーティストが発するパワーをオーディエンスが何倍にもして返し、それによって絆が生まれ、さらに会場を包んで行く。 それがライブの醍醐味だと思うのだが、それぞれのバンドにはそれぞれの色があって、皆必死にそれを伝えようとしている。今日の「bis」のライブを見て、自分達ももっともっと頑張らなくては、と気合いが入った。世の中にバンドなんて腐る程いるが、一番じゃなくてもいい。唯一無二の存在になりたい。 そう思った訳だ。 追伸 まあ、俺らとKagrraファンは、何をやっても誰にも負けないけどね! 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-07 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/5 (木) 2005年 05月 05日 ふと思う、、、。 「時間」 連日夏日。さすがに暑い。そのうちまたあのジメジメした梅雨が来るのかと思うと憂鬱になる、、、。 最近あまりの忙しさに本を読む時間が無い。普段は常に読んでいるので、なんとなく心のどこかに穴が開いた感じだ。今読みかけの本もバッグの中で眠っている。いつも思うのだが、物語を書くというのは素晴らしい事だ。どんな物語にも作者の人格が反映されると思うのだが、それを全く知らない第三者が読んで感動したり、恐怖を覚えたりするというのは、ある意味作者の人間性を肯定する事になるからだ。 文章を通して対話しているとも言えよう。 僕も文士の端くれだと勝手に思っているので、自分の好きな作家先生を含めて、文章を扱う仕事をしている人には、へんなライバル意識を持ってしまう。そして良い作品を読む度にへこんだりする訳だが、実に様々なタイプの人が居て、一見稚拙な文章だと思わせる言葉の裏に深い部分があったり、難解な文章を用いつつも実は単純な事を訴えていたりする。 その昔、物語という物は貴族の為の娯楽だった訳だが、それが広く庶民に流布し、現代では簡単に手に入るようになった。中には活字の苦手な人もいるが、僕はこんなに面白い娯楽もそうそうない様に思う。これだけ通信機器が発展した現代でも、ページを捲る動作は、今尚行われているのだから、必要不可欠な物になっているのだろう。文章の読み方は人それぞれだと思うが、僕はこんなふうにして文章を追って行く。 1、背表紙に書いてあるあらすじを読む。 2、解説を読む。 3、登場人物を勝手にキャスティングする。 4、舞台となる場所を自分の知っている場所にリンクさせる。 5、出来るだけ暗い所で読む。(確実に目には悪いのだが、、、。) とまあこんな感じで読むのだが、これが結構物語に入り込みやすい。小説なんかが好きな人は是非試してみて欲しい。 話が脱線してしまったのだが、そう、時間が無いのだ。寝る時間を削ると声が出なくなるし、ある程度十分な時間寝ようとすると本が読めない。 今はレコーディングなんだから我慢しようと思うのだが、どうにも気になる。途中まで読んでしまっているので尚更だ。 そもそも人間は何故寝るのか?寝ている間も、起きている間も、身体機能の働きとしては、然程変わりがないのにだ。どんな生き物も寝たからといって心臓や脳が止まる事は無い。筋肉だって寝返りをうったりするのだから働いている訳だ。では何故寝る のか? そんな事を考えていたら、一つの想像が浮かんだ。生き物は、活動している間に所謂五感で得た情報を、丁寧に処理する為に寝るのではないか?寝ている間、脳の中では活動中に得た情報を、脳のそれぞれの器官に仕分ける為に寝るのではないか?ひっきりなしに活動していては、処理速度が追いつかなくなってしまう。だから一旦五感を遮って、それから脳が単独で作業しているのではないか? なんて想像をしてみた。真実の程はその道に精通している人に聞かなければ解らないが、そうなんじゃないかなあ?と思った訳だ。 もしそうだとしたら、一日の三分の二以上寝ているであろう愛息達は、かなり処理速度が遅い、、、。まあ、寝ていてくれた方が助かるんだけど、、、。 昨日も、部屋は悲惨な事になっていた、、、。後片付けをする僕に、遊ぼうよ!と言う感じで満面の笑みを浮かべる子供達に向かって、つい一言零れてしまった。 「お前達の時間を少し分けてくれよ~。泣」 とにかく、本当に時間は貴重だと思った訳だ。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-05 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/4 (水) 2005年 05月 04日 ふと思う、、、。 本日夏日。かなり天気が良く、朝からTシャツで過ごしていた。レコーディングが再開し、今日からまた、心機一転頑張ろうという心持ちだ。機材を搬入し、人心地ついた所で早速散歩に出掛けてみた。 いつものペットショップを覗いてみると、ミニ豚が大きな亀に変わっていた。優しい人に買われていったんだと思うことにする。 結構前の話になるが、とあるペットショップで肩に小さな猿を乗せて、店内を徘徊している男性を見かけた。僕は、我が愛息達のご飯を買いに行ったのだが、偶然レジでまたもやその男性に遭遇し、猿を観察していた。するとその男性がレジの店員さんと、信じられない会話をしていた。 店員「可愛いですね。でも大変じゃないですか?」 男性「家もう四匹目なんだよね、俺何にも考えてないから。」 店員「そうなんですか?あはははは。」 男性「適当だから。あはははは」 出来る事なら胸ぐらを掴んで、引きずり回し、百発ぐらい殴ってやりたくなった。明らかに僕よりも年が上の、良い大人が言う台詞ではないと思ったからだ。同時に凄く悲しくなった事を憶えている、、、。 そんな時、さらに思い出すのが、ヴィヴィアンとの出会いだ。ヴィヴィアンとは、地元のペットショップで出会った。会った時には、もう六ヶ月を過ぎ、体もある程度大きくなっていて、その体には窮屈な鉄の籠に入れられていた。心なしかぐったりとしていて、凄く気になってしまった、、、。僕は店員さんに、 「この子よく見せて頂きたいんですけど。」 と言うと、籠から出して僕に抱かせてくれた。すると店員さんが、 「この子ちょっとオーバーなんですよ。だから飼い手がなかなか見つからないんですよね、、、。」 と、言ってきた。オーバーと言うのは早い話犬の出っ歯で、他の子よりも少し前歯が出ている事だ。それを聞いた瞬間、これは運命だと思った。この子は僕を待っていたんだと、本気で思った。僕はその時の全財産と引き換えに、ヴィヴィアンの親になる権利を手にした訳だ。(真剣に全財産で、その後暫くは路頭に迷ったのだが、、、。) こうして、ヴィヴィアンもグッチの弟として僕の愛息になった訳だ。 大体、命に値段を付けると言う行為自体が間違っていると思うのだが、世の中に無駄な命なんて物は存在しない。それぞれの命にはそれぞれの理由があって存在しているからだ。それは、人間も動物も、植物も同じ理屈だと思う。僕にとってグッチもヴィヴィアンもピンキーもかけがえの無い家族だし、メンバーも友達も僕にとっては居てくれないと困る存在だ。そして、僕達の音楽と、僕の唄を聴いてくれる人にも、同じ様に必要とされたい。だから、自分もそう思ってもらえるように、日々努力する訳だ。 今日も家に帰ってまずする事は、凄まじい事になっている部屋を掃除する事なのだが、それでもやっぱりあの子達を煩わしく思う事は出来ない。最近忙しくて寂しい思いをさせてしまっているけど、レコーディングが終わったら、愛息達を連れて実家にでも帰りたいなあ、、、。なんて思う今日この頃だ。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-04 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/4 (水) 2005年 05月 04日 ふと思う、、、。 本日快晴。今日はボイトレに行ってきた。この所、目紛しく時間が経過していたので、凄く久しぶりに感じた。声という物は不思議な物で、色々な技を憶える度に、 「なるほど~。」と、つい、思ってしまう。 僕の先生は、様々な声の出し方を教えてくれるのだが、本当に凄い。いや、凄いというより「凄まじい。」 小さなブース一杯に響く奇麗な声から、耳を澄まさなければ聴こえないような声まで、実にバラエティー豊かな技の持ち主で、どうすればこんなふうになれるんだろう?と、いつも聞き入ってしまう。自分も真似をしてやってみるのだが、どうにもうまくいかない事ばかりだ、、、。そもそも唄うという事は、どうゆう事なんだろう? 人に何かを伝える為に唄うという人もいれば、ひたすら唄が好きで唄うと言う人もいる。 きっと人類が最初に音を奏でるという事をしたのは、まず間違いなく唄う事だったはずだ。いったい何の為に唄おうと思ったのか?それはきっと、 「魂の解放」だったのだろう。 これは僕の持論なのだが、文章を書く人というのは無口な人が多いように思う。(僕は違うのだが、、、。)日々、思った事や、気付いた事を、口に出さない人は、その筆に自身の思いをぶつけているのだと思う。唄も同じで、自分が訴えたい事を、唄と言う物を介して外の世界に放出しているのではないだろうか? 僕にも伝えたい事や、表現したい事が限りなくある。それが尽きてしまうまで、唄い続けるのだと思う。しかし、何かを表現する上で最も重要な事は、 「表現する人と、それを感じてくれる人」がいなければ、成り立たないということだ。まさにその辺が一番重要にして、難しいのである、、、。 先生の美声を聞きながら、そんな事を考えた訳だ。 また明日からレコーディングが再開される。常に思ってはいる事なのだが、精一杯の感情と表現を込めて唄うので、首を長くして待っていて欲しい。皆に最高の唄を届けられるように頑張ろう! そんな風に思った訳だ、、、。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-04 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/3(日) 2005年 05月 03日 ふと思う、、、。 人間は疲れる。色んな人間関係と鬩ぎあいつつ、距離を保って行こうとすると、必ず無理が生じる。明日の事を考えながら寝てみよう、、、。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-05-03 00:00 | 一志~Isshi~ 05/5/1 (日) 2005年 05月 01日 ふと思う、、、。 昨日までのレコーディングも一旦落ち着き、久しぶりに家でパソコンを開いてみた。 そういえばこの所、毎日この「独り言」を書いていたが、あまりの忙しさに、ファンメールの方は見れていなかった。そして今日開いてみると、沢山の応援、共感のメッセージが寄せられている事に凄く感激した。 自分のこの拙い文章を読んで、 「毎日読んでいます。」 とか、 「自分もそう思います。」 とか、 「楽しみにしているので、沢山書いて下さい。」 という言葉が凄く嬉しく、この場を借りてお礼を言いたく、またもや書き込んでいる。本当に文章という物は諸刃の剣のような物で、人を励ます事も出来れば、傷つける事も出来る。ある意味本当に「呪」だと思う。しかし、このコーナーを通じて、皆と通じる事が出来ているんだなあ、、、。と思ったら、その「呪」も「守」になっている事を実感出来た。まだまだ、長いレコーディングは続くが、ライブ、インストア等が無い今、唯一自分の心境を語れるこの「独り言」を通じて、皆との語らいの場に出来ればと思っている。(独り言では無くなってしまうかもしれないが、、、。) メッセージをくれた皆様、本当にありがとう。文章で現すにはとても足りないので、精一杯の力を唄に込めて、皆に届ける事が出来るよう頑張ります。 あまり機械が得意ではない僕だが、今日ばっかりは、 「いや~。インターネットって、本当に良い物ですね。」 なんてふと思った訳だ。 〔文.Kagrra,〕 05/4/30 (土) 2005年 04月 30日 ふと思う、、、。 唄録りの終了と供に、忌々しい太陽が昇って来た。僕が一番嫌いなパターンだ。何故嫌いなのか自分でもよく解らないが、とにかく、疲れた体に太陽の光が強すぎて、辛くなってしまう。こんなシュチュエーションの時、必ず思い出す記憶がある。 まだ僕が小学生の頃、夏休みになると必ず家に遊びに来る従兄弟がいた。彼は僕のいっこ上で、はるばる神奈川から、一家総出で遊びに来ていた。 僕とその従兄弟は年が近い事もあり、毎年仲良く遊んでいた。従兄弟は何時も珍しいゲームや玩具を持ってきてくれて、二人で夢中になって遊んだ。小さい頃は、夜更かしすると父親に凄く怒られたので、父親が寝静まった頃、忍び足で階段を下り、テレビのある居間に行って、ゲームのコンセントを差し込み、声を潜めながら朝が来るまで遊んでいた。遊び疲れると近くの自動販売機まで歩いて行って、まだ味も解らないコーヒーを二人して買って飲んでいた。 ある時、父親が、上高地にある釣り堀に僕と従兄弟を連れて行ってくれた。かなり山奥で、こんな所に人が住んでいるのか?と思うような場所だ。まだ釣りなんて全然した事がなかった僕と従兄弟は、かなり楽しみにしていた。目的地に着いて、釣り糸を垂れようとしたとき、その釣り堀の主の子供だと思われる僕達と同じくらいの年頃の女の子が話しかけて来た。女の子は、 「どこから来たの?」 と、僕達に聞いて来た。その問いに従兄弟が答えた。 「神奈川県だよ。」 すると女の子は。 「なんだ、都会っ子か。」 そういって、プイと後ろを向いて行ってしまった。その時何故か僕は凄く怒って、 「なんだよあいつ、都会の子供だとなんか悪いのかよ!」 と、誰に言うともなく怒鳴った。それを聞いた従兄弟が、 「なんでお前が怒るの?お前が怒る事じゃないじゃん。」 と、僕に言った。僕はそれを聞いてさらに機嫌を悪くして、しばらく従兄弟と口をきかなかった。 今になって思えば、自分の従兄弟が悪口を言われたので、自分の事の様に怒って、それを察してくれなかった従兄弟にも腹を立てたのだろう、、、。今では懐かしい想い出だが、ことあるごとにこんな事を思い出す。そして、ここ何年も会っていない従兄弟の事を気に掛ける。たまにはまた一緒にあの頃に帰って、夜更けまでゲームでもしたいなあ、、、。そうすれば、朝の太陽も好きになれるかも。 そんなふうにふと思った訳だ、、、。 〔文.Kagrra,〕 # by kamijomirai | 2005-04-30 00:00 | 一志~Isshi~ 05/4/30 (土) 2005年 04月 30日 ふと思う、、、。 本日晴天。一抹の不安を感じつつ、今日はTシャツを着て出掛けてみる。不安というのも、スタジオは大体冷房が効いていて、凍えてしまうかもしれないからだ、、、。 予想的中。スタジオに着いてすぐに、エアコンの電源を切った。僕は、特にこの時期服を選ぶのが大変苦手だ、、、。寒いのか暑いのか解らない昨今には、体がうまい事順応してくれない。 そもそも、何故季節は四つに区切られているのだろう、、、? いつも不思議に感じていた、、、。しかも不思議な事に、この区切り方は万国共通であると思われる。(もしかして、違う国もあるかもしれないが、、、。)しかも、それに伴い、人々がイメージする色も共通に見受けられる。春は淡いピンク。夏はスカイブルー。秋はオレンジ。冬は白と、誰もがイメージすると思う、、、。 その辺も凄く不思議だ。全く違う人種であるのに、考える事は似通っている部分もある。音楽も同じで、何を唄っているのか解らなくても感動する事が出来る。逆も然りで、日本語が解らなくても、自分達の音楽を理解してくれる人達もいる。殊に、「Kagrra」は、外国のファンの方がとても多い。凄く嬉しく思う。 「人類皆兄弟」というが、本当にその通りだと思う。自分達の先祖を追って行けば、必ず同じ遺伝子であるはずだからだ。よくニュースを賑わせている各国の様々な問題を見るたびに、愚かなことだなあ、、、。と心底思う。 まあ、本能に従って争う事をしていると思うのだが、、、。 ほんの小さな輪でしかないが、僕達「Kagrra」は、いつまでも仲良くして行ければいいなあと思う。音楽だけではなく、僕達のそんなほんわかとした雰囲気も、ファンの皆に伝われば良いなあ、、、。なんて思った今日この頃だ。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-04-30 00:00 | 一志~Isshi~ 05/4/28 (木) 2005年 04月 28日 ふと思う、、、。 本日レコーディング四日目。晴天なり。今日は服装間違えなかった。スタジオに着いて、自分の出番までまだ時間があったので、いつもの様にパソコンを開き、自分の好きな曲を聴いていた。 本と同じく、曲にも想い出がつまっているものだ。最近の曲はあまり聴かないので、昔の曲を聴いていた。なにげなくKagrraを聴いてみようと思い、久しぶりに「桜」を聴いてみた。すぐさまこの時のレコーディング風景が浮かぶ。 「そういえばまだ雪の舞っている頃で、よく女雅らんと麓のコンビにまで行ったなあ、、、。」 と、懐かしさに浸っていた。本当にまだ右も左も解らずに、ただひたすら唄っていたものだった。エンジニアさんと険悪な雰囲気になりながら、それでも自分の我を通そうと、躍起になり、さらにメンバーとも嫌な感じになって、またいつの間にか良い感じになって、、、。そんな事の繰り返しだった。そうこうしている内に早五年。しかも会わない日は無い位一緒に居続けた。このままだと一生一緒に居るはめになるかもしれない、、、。 まあ、それもいいかな。隣で笑っている白水と女雅らんを見ながらふとそんな事を思った、、、。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-04-28 00:00 | 一志~Isshi~ 05/4/27 (水) 2005年 04月 27日 ふと思う、、、。 本日晴天。昨日は寒かったので、今日も寒いだろうと予想し、コートを着て出掛ける事にした。ところが昨日とはうって変わって凄く暑くて、失敗したなあ、、、。なんて思いながら電車に乗ると、数人の男子高校生が座っていた。高校生達は楽しそうに談笑していた。それを見ながらふと思った。 「自分もあんな風に友人達と夢を語り合っていたんだろうなあ、、、。」 なんて思った訳だ。僕は高校生の頃から将来はプロのミュージシャンになると決めていた。まあ、その夢は最近になって実を結んだ訳だが、僕はなりたいではなく、なるものだと勝手に思い込んでいた。勿論、色んな人に反対されもしたが、逆に 「この人は何を言っているんだろう?」 なんて思っていた程だ。きっとそれは当時の友人達の力が大きく関わっているのだと思う。僕のまわりの友人達は、僕が、 「将来は東京に行って、プロになるんだ。」 というと、皆口を揃えて、 「お前ならなれるんじゃん?そうなったら芸能人紹介しろよ!」 なんて、本気とも冗談ともつかない事を言っていた。勿論、僕だけではなく、皆に夢があって、それぞれがそれを叶えている事を願っている。今も基本的な考え方は変わっていない僕だが、最近になってさらに「信じる事こそ力になる。」と思う様になった。自分を信じる為には自信が必要で、自信を得る為には努力が必要で、努力する為には、力をくれる友人が必要だと思ったからだ。今も僕の周りには幸いにも沢山の力をくれる友人が居てくれる。好きな事を言い合えて、本気で怒る事が出来て、自分が弱っているときは励ましてくれる。そんな奴らが居てくれる事に本当に感謝している。これからも大事にしていきたい。そんな事を思ったわけだ。口に出しては恥ずかしくて言えないのでここに書いた訳だ。 「いつもありがとうな!」 そんな今日の独り言だ、、、。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-04-27 00:00 | 一志~Isshi~ 05/4/26 (火) 2005年 04月 26日 ふと思う、、、。 今は亡き手塚治虫先生は凄い、、、。 遂にレコーディングが始まった。不安要素を残しつつ、暗澹とした気持ちと、新しい物に出会える喜びに満ちた瞬間。それがレコーディングだ。これだけは何回味わってみても、飽き足らない、、、。まだ完全に満足の行く物を作っていないからだろう、、、。まあ、満足してしまったらそこで終わりなのだが、、、。 そんなこんなで始まったレコーディングだが、実はボーカルという奴は、最初の方は結構暇だったりする。何か仕事をしながら自分の出番を待つのならいいが、なにせ曲の事が気になって何も手につかない、、、。ある意味地獄だ。そんな訳で僕はよく出歩く、というのも、スタジオが変われば土地が変わるので、未知なる空間を求めて散歩に出かける訳だ。今回のスタジオは過去一回も使った事の無いスタジオなので、結構わくわく気分で歩ける。とても長い商店街が続く。右手にペットショップを見つけ、初めてミニ豚という物を見た。普通の豚にしか見えなかったが、ミニ豚と言うからにはミニ豚なんだろう、、、。他にも犬や猫が居たが、やっぱり我が家の子が一番可愛いなあ。なんて思いながらまた歩き始めた。 ある程度色んな物を見た所で、迷子になる事を恐れて引き返す。でも、このまま帰ってもまたすぐ外に行きたくなると思ったので、コンビニで漫画を買ってみた。件の手塚治虫先生の恐怖特選という漫画だ。スタジオのロビーでくつろぎながら読んで行くと、どんどん嵌って行った。 手塚治虫先生と言えば、「鉄腕アトム」「ジャングル大帝レオ」「三つ目が通る」等が有名だが、(ちなみに僕は「火の鳥」シリーズが一番好きだ。)実は、その他の短編漫画にも、名作と言える作品が沢山ある。短いストーリーの中にも、なにか訴える物が感じられる。深夜の海や、早朝の山脈を見た時のような感慨を待たされる。それはきっと、読み手に何かを訴えているからではないか?興味を持った人は是非探して読んでみて欲しい。手塚先生の凄い所は、作品に「心」があるところだ。面白くて、勉強になって、なおかつ人の心が描かれている。唯面白ければいいのなら、芸人が書けば良い。唯教養だけを求めるのなら大学教授が書いたらいい。しかし、人の心情を面白おかしく、知識まで含ませて漫画を書くというのは、とても才能のいる仕事だと思う。そんな事を思いながら、手塚先生に対して、尊敬と嫉妬が綯い交ぜになった感情に捕われた。漫画に限らず、何かを作ると言う作業には、人の心が籠る物だ。自分も音楽と言うジャンルにおいて、作品を作る立場の人間である。だからだろう、自分の心が動かされると、嬉しさと悔しさが湧いて来る。自分もこんなふうに人の心を動かす作品を世に残したい。純粋にそう思ったわけだ。 おっ!そろそろ出番らしい。目一杯の心をこの声にのっけて唄ってこよう! 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-04-26 00:00 | 一志~Isshi~ 05/4/25 (月) 2005年 04月 25日 ふと思う、、、。 人間はどこまで進化するのか? 最近の人類の発明には目覚ましい物がある。十年前には想像も出来なかった物が、当たり前の様に家庭で使われていたりする。大袈裟な話、そのうちに「どこでもドア」や、「タケコプター」なんかが、1980円位で玩具屋さんに売られているかもしれない。(笑) しかし、このまま進化し続けるとどうなって行くのだろう?最終的に人間は、脳だけになってしまうのではないかと危惧してしまう。 確かに今の時代、便利な物や面白い物は沢山ある。では、千年前の人間は、テレビや冷蔵庫が無くて困っていただろうか?そんな事はないと思う、、、。 何時の時代でも、人類はそれなりに工夫して生きて来たはずだ。今で言う所の「おばあちゃんの知恵袋」的な物があったと思う。現在の僕達の世代では考えられない驚くべき発想の物も中にはあったりする。「例えば、まがりくねった穴の開いた丸太に糸を通すにはどうすればいいか?等」だからその時代時代で、人々は不便を感じながらも、常に考えて生きて来たんだと思う。逆に言うと、こんなにも便利な世の中なのに、まだまだ不便を訴える声は少なくない。 「じゃあ、何時の時代も同じなんだね!」 と思うのは大間違いである。世の中には自然の摂理という物がある。地球全体を一つの生命だと考えると、食物連鎖の、地球を頂点とした大きなピラミッドが出来るはずだ。そのピラミッドの中枢に位置するのが、我々人間なのである。つまり、ピラミッドのバランスが崩れると、ある日突然崩壊してしまうかもしれない、、、。 昔と今。決定的に違うのは、自然との共同作業が出来ているかいないかだ。昔の人々は自然の恵みを大いに貰い。自然を恐れながらも、自然を敬いながら生きて来た。だが今は自然から目を逸らし、自然を踏みつけにして、それでもまだ飽き足らず、破壊し続けている。例えると、母校の恩師をスリッパでしばき倒すような物だ。 では、何が人類をそうさせているのか? それはズバリ。「めんどくさい」これだ! これが人類の天敵である。だから先に僕が「脳だけになってしまう、、、。」と言ったのはそういう事だ。有名な宇宙人の形で「グレイ」と呼ばれる奴がいるが、あれは人類の未来の姿なのではないかとつい思ってしまう。 そうならないように、手を使い、足を使い、頭を使って生きて行くべきだと思う。 なんて偉そうな事を言っているが、単純に「田舎に帰りたいな~。」なんて思ったから書いた独り言である。でもこれは僕の本心でもある。 なのでこれを見た皆も「めんどくさい」と闘って行こう!まずはリモコンを使わない事から始めますか?(笑) 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-04-25 00:00 | 一志~Isshi~ 05/4/25 (月) 2005年 04月 25日 ふと思う、、、。 何が嘘で、何が真実なのか? 歴史に残る偉人たちには、様々な武勇伝が伝えられているが、どうにも信じがたい話も少なくはない。 例えば、お札になったり、教科書に載ったりと大変多忙で、有名な聖徳太子(厩戸皇子ともいう。)は、一度に何人もの人の話を聞き、それぞれに正しい答えを答えた。という伝説がある。普通の人間ならば、 「一度に言われてもわかんないよ!」と、怒りそうなものである。それが出来たというのなら、確かに素晴らしい事かもしれない。まあ、仮にこのような事は出来たとして、こんなのはどうだろう?最近になってとてもよく耳にする、安倍清明という人物は、式神という者を使役して、怨霊や、鬼等と戦ったという。 (映画の陰陽師を観た事のある人は想像に易しいだろう。)と、日本に限らず、世界各国に残された偉人達の伝説はどこまでが真実なのか?いや、それ以前にその人達は実際に存在していたのだろうか? 確かめる術は今の所皆無に等しいだろう、、、。しかし僕達はなぜか、歴史上の人物を無意識に、三通りの見方に分類している。 実際に「存在した人」と、「したかもしれない人」「していない人」だ。 では、どこで見分けているのか? それはきっと教科書にあるのではないかと考える。 まだ幼かった僕達は、いつの間にか教科書に載っている事を全て真実として受け止めてしまっていたのではないか?その証拠に、織田信長も、平将門も、酒呑童子も、皆残された文面でしか知らないのに、織田信長は存在し、平将門は存在したが、伝説は嘘で、酒呑童子は存在しなかったと決めつけている。大きな違いは然程無いはずなのに、なぜかこう思ってしまう。きっとそれは間違った見解ではなかろうか?全てを疑うのは簡単だ。そして、全てを肯定するのも簡単だ。ではどこでそれらを見分けるのか?自分自身でしかないと思う。真実は自分だけが知っていればいい。他の誰とも比べる事無く見極めていく事が、たった一つの真実ではないのだろうか? そんな事を思う今日この頃である、、、。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-04-25 00:00 | 一志~Isshi~ 05/4/23 (土) 2005年 04月 23日 ふと思う、、、。 ツアーが終わり、気が抜けてしまっていたのか、速効風邪をひいてしまった。人間の体とは不思議な物だ。僕は自他供に認める、重度の花粉症の持ち主なのだが、何故かライブ本番になると、くしゃみも出なければ、鼻水も出ないのである。今回のツアーに参加してくれた方々にはわかって貰えると思うが、喉も鼻も好調だった。 そんな事が続いていると、勘違いして「もしかして、花粉症治ったかも?」 なんて言っていたらこの体たらくである。AXが終わった途端に鼻水と、くしゃみ。おまけにそれが呼び水になって、風邪をひいてしまった。 本当に不思議な物だ。元来非科学的な事は信じない質なのだが、こういう体験をすると、無下に否定出来ない事もあるのだなあ、、、。(科学的に立証出来る事なのかも知れないが、、、。)と思ったりする。 スポーツ選手や、男子学生。恥ずかしながら自分もだが、よく使う言葉の中に、 「根性」という言葉がある。まさに、性根を据えて頑張るという、意味合いの言葉だ。使い古された言葉だが、実は大変に重要な言葉だと思う。 よく、「根性」じゃどうにもならない事が世の中にはあるんだよ、、、。なんて言われたりもするが、「根性」と言うのは、目標とする物を掴む為に自分の力以上の力を出す事ではなく、目標とする物を諦めず追い続ける行動こそが、「根性」なのだ。その辺を間違えて認識している人が、昨今多い様に思う。 だから、「根性」ではどうにもならない事がある。と言ってしまった時点で、それはどうにもならない物になってしまうのである。手を伸ばす事をしなければ、どんな物も掴む事など出来る訳がない。だから僕はいつまでたっても、「根性」という言葉を頻繁に使う人間でありたい。まずはその「根性」で風邪を治すぞ! なんて思う今日この頃だ。 〔文.Kagrra,〕# by kamijomirai | 2005-04-23 00:00 | 一志~Isshi~ 05/3/14 (月) 2005年 03月 14日 ふと思う、、、。 自然は脅威だ。 そう思ったのは、やはりあの、恐ろしい花粉のせいだろう、、、。 おかげで家に居る時でもマスクは手放せない存在になってしまった。 しかし、人類にとってなくてはならない自然の恵は、日に日に減少していっている。 なぜ人間は進化だ科学だと訴えるばかりで、資源や自然を保存するという考えに至らないのだろうか? 確かにそういう働き掛けをしている人や団体も数多く存在する。 しかし、それでも地球の破壊は進行し続けている。 多勢に無勢という事なのだろう。 そう考えると、人間の存在意義に異を唱えざるをえない。 こんな話しがある。ある所に世界一五月蝿い国がありました。 ある日の事、その国の王様が自分の誕生日に、今までで一番五月蝿い音が聞きたいと思い、国民にお触れを出しました。 王様の誕生日になった瞬間に、皆が一斉に騒ぐように、、、。 そして王様の誕生日当日、王様は今か今かとその時を待ちました。 そしてその瞬間、信じられない事が起こりました。 王様の耳に聞こえてきたのは、小鳥のさえずりや、小川のせせらぎでした。それ以来、その国は世界一静かな国になりました。 なぜこのような事になったのか? それは、みんながみんなその世界一五月蝿い音を聞くために、一斉に聞耳を立てたからです。 この話しの教訓は、普段見えない所に、大切な物があるという事だと思うのですが、僕は違う解釈をしました。 自分一人くらい何かしなくても、どうって事ないだろうと思う人間の怠慢を感じました。 まさに今現在の世界はその考えに支配されていると思います。 それに抗う事が出来なければ、遠からず地球は破壊されてしまうでしょう。 しかし、無駄な努力だと言われても、自分一人でも、世の中の流れに逆らって、自分の信じる自然や、歴史を守って行きたいと思う。 それが今の自分に出来る最高の選択だと信じて、、、。 〔文.Kagrra,〕